平成の名作コメディちびまる子ちゃん:さくらももこさん追悼のまんがレビュー

2018年8月27日に悲しいお知らせが世間を驚かせました。国民的人気マンガ「ちびまる子」ちゃんの作者・さくらももこさんが乳がんで他界したというものでした。53歳という若さでの他界に多くの人が驚き、悲しみました。

マンガ界だけでなく、作家やミュージシャンなど多くのクリエーターとも親交が深く、多くの人に愛されたさくらももこさん。今回はさくらももこさんの代表作、現代日本を代表するといっても過言ではない大人も子供も、男女問わず楽しめる名作コメディ「ちびまる子ちゃん」をレビューします。

ちびまる子ちゃんの基本情報

ちびまる子ちゃん-マンガ

ちびまるこちゃんは作者のさくらももこさんの少女時代の自分や同級生、家族などをモデルに作られた作品です。作者のさくらさんは1965年5月8日に誕生し、幼少時代を静岡県清水市で過ごしました。ちびまる子ちゃんは1986年から「りぼん」で連載が開始されました。親しみやすい可愛らしい絵柄と、からりと乾いたユーモアに溢れる作品は瞬くうちに人気となり第13回講談社漫画賞少女部門を受賞、1990年からはテレビアニメの放送も始まりました。大人から子供までお茶の間で愛される存在として現在まで放送が続いています。さらにちびまる子ちゃんとコラボレートした音楽作品も大ヒットします。
エンディングテーマのB.B.クィーンズの「おどるポンポコリン」はミリオンヒットを飾り日本レコード大賞など多くの賞を受賞しました。2代目のエンディングテーマは作者のさくらさんの小学生時代のアイドル西城秀樹さんが歌う「走れ正直者」も大ヒットとなりました。さくらさんは漫画作品以外にも文才にもすぐれ、人気のエッセイ「もものかんずめ」なども発表して、エッセイストとしても人気でした。

あらすじ

主人公のまる子は作者のさくらさんの少女時代がモデルの小学3年生。登場人物の家族メンバーや同級生なども作者の家族や同級生がモデルだそうです。おねえちゃん、おかあさん、おじいちゃん、おばあちゃんや同級生と繰り広げられる日常生活はほんわりしながらも、乾いたユーモアがスパイスとなっています。
作品初期は作者の実体験をもとにした実話エッセイぽい作風でしたが、連載が進むにつれて、実話エピソードもだんだんネタ切れとなりフィクションの部分も増えています。

みどころ

ちびまる子ちゃんのエピソードはどれもショートなものが多いのですが、そのひとつひとつにユーモアがちりばめられています。子供時代のセンチメンタルや、昭和ののんびりさ、普通の生活や日常生活を切り取ったなんでもないシーンばかりのお話なのですが、どうにもこうにも惹きつけられる、ユーモアは子供も大人も笑わずにわいられない魅力があります。
絵柄も決して技術的にすぐれているわけではないのですが、親しみ深い絵柄とさくらももこさんの視点から見た子供の世界は、

人気の秘密

ちびまる子ちゃんの魅力はなんといっても、万人に愛されるユーモアがたっぷりなこと。懐かしい昭和テーストのベースになんでもない日常を切り取ったエピソードにぴりりとスパイスの効いたユーモアにあります。作者のさくらももこさんの鋭い観察眼でピックアップされ作られた話はどれもおもわず笑わずにはいられない面白さでいっぱいです。

まとめ

あらためて読んでみても、くすりと笑ってしまう良まんがちびまる子ちゃん。作者の観察眼や日常の切り取り方が本当にすばらしいです。子供の目から書かれたエッセイ風の作風はさくらさん独自のじめじめしない乾いたユーモアはさすが天才だなと思わされます。
こんなに早くに死去されるとは残念で仕方がありません。ご冥福をお祈りいたします。