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鋼の錬金術師少年ガンガン史上一番売れた漫画

 

『鋼の錬金術師』は月刊少年ガンガンで2001年8月号から2010年7月号まで連載された(ブラック)ファンタジーマンガです。作者は荒川弘氏。単行本は全27巻で、累計発行部数は6,100万部も記録しています。

鋼の錬金術師2

牛の自画像でもおなじみの作者の荒川弘(あらかわ ひろむ)氏は他の代表作として「銀の匙」や「百姓貴族」の著作もあります(ちなみに女性)。

『鋼の錬金術師』通称「ハガレン」全27巻のネタバレありの感想をレビュー!

あらすじ物語・ストーリー内容

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物語の時代と場所は架空の国と架空の時代ですが、イメージ的に産業革命後くらいの時代背景です。場所はヨーロッパ、出てくる地名がイギリスとかドイツっぽいです。

エルリック兄弟は著名な錬金術師の父をもつ兄弟。兄のエドワード(エド)と、弟のアルフォンス(アル)は父の血を受け継いで、幼いながらも錬金術師の才能が開花、将来有望です。メインストーリーは、ある事故が元で、鎧人間になってしまった弟アルの体を元に戻す旅の物語です。そしてこの物語の根底には、等価価値とか命の重さとかの裏テーマが隠されています。ではあらすじスタート!

序章

エルリック兄弟は著名な錬金術師の父をもつ兄弟。エリック兄弟も幼いながらも錬金術師の天才と噂され、将来を期待されています。ある日、ふたりの父は突然失踪してしまい、その後は兄弟の母親が一人で兄弟を育てています。しかし、その最愛の母も病で二人を残し、死んでしまいます。そんなとき兄弟は、彼らの街に訪れていた錬金術師イズミが錬金術により人々を救う姿に感慨をうけます。そして、彼女の弟子にしてもらうよう頼みこみます。入門のための厳しい試験に通り、兄弟は合格後もさらに厳しい訓練を受け、実力を磨いていきます。

鋼の錬金術師4

さて、この厳しい修行に耐えた兄弟ですが、これには訳がありました。
実は兄弟は最愛の母を亡くした傷から立ち直れていなく、密かに錬金術を使って母をこの世に戻そうとしていました。しかしその人体錬成という術は錬金術ではタブー中のタブー。

母をこの世に戻すためタブーの術を試したふたり。ですがこの術は失敗し、さらに兄弟は重すぎる代償を払うことになります。兄のエドは左脚を、弟のアルは全身を失ってしまいます。全身を失った弟を救うため、エドは自分の右腕を失うかわりに、弟の魂を父の甲冑に移します。しかしこの事件のあと、エドもアルも生きる目的を失ってボロボロになってしまいます。幸いなことに二人は父の親友であったピナコ・ロックベルに二人は保護されます。

エド 国家錬金術師へ志願する

天才錬金術師を噂になっていた兄弟を国家錬金術師のロイ・マスタング大佐が訪ねてきますが、廃人同様の二人をみて何があったかを察します。大佐はエドたちが犯したタブーを厳しく責めますが、同時に二人に救い手を差し伸べます。大佐はアルの体と自分を取り戻す気があるなら、自分のところに来て才能を伸ばせと助言します。エドは大佐の言葉をうけ、変わることを決心し、国家錬金術師になるべくアルを故郷において、一人で修行に出ます。

数年後成長したエドは国家錬金術師の資格を取得、過去の過ち人体錬成術時に「真理の扉」を目のあたりに経験したエドは、手合わせ錬成(錬成陣なしでの錬成術)を身に付けました。そしてその術を大総統キング・ブラッドレイに披露し、とうとう国家錬金術師の資格を手にします。

故郷に戻ったエドはアルと共に兄弟の思い出がつまる自宅を焼き払い、絶大な力をもつといわれる「賢者の石」にアルの肉体を取り戻す希望を託し、「賢者の石」を探す長い旅にでます。

謎が次々と明かされる、賢者の石を探す旅

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賢者の石を探す旅はとても壮絶な厳しい旅でした。その厳しい旅では驚く秘密が次々と明かされていきます。まず、賢者の石の材料がおぞましくも大量の生きた人間であること。

彼らの母国であるアメストリス国軍が、賢者の石錬成目的で多数の流血事件を起こしていたこと。アメストリス国の内戦で、兵士も民間人もいっしょくたに一人残らず殺害の命令が下されたイシュヴァール殲滅戦(せんめつせん)でさえも、賢者の石錬成のために起こされたこと。そのほかにも、人造人間(ホムルンクス)の秘密や、アメストリス国軍が準備する恐ろしい計画・・・。

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エルリック兄弟は師匠のイズミ夫妻やホーエンハイム、ロイ・マスタング、北軍の将校オリヴィエ・ミラ・アームストロング、シン国の皇子と練丹術使いの皇女、イシュヴァールの難民たちなど、次々と協力者と仲間をあつめ、ホムンクルスとの決戦へと向かいます。

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ハガレン 人気の秘密

ハガレンが人気になったのにはいくつかの理由があります。
まず、作者荒川弘氏の画力がすばらしい。出てくるキャラクターが生き生きとしていて、安定感のある画力で説得力満点。錬金術やホムンクルス、ファンタジーの世界を描くと、下手な画力では説得力は得られません。

そしてアクションのシーンがまた、かっこいい。ハガレンではバトルシーンがたくさんあるのですが、それがかっこいいです。いくら敵キャラであったとしても とても魅力的なのです(キング・ブラッドレイとか)。

アニメがさらに秀逸!

ハガレンはアニメ版が秀逸と評判です。
アニメ版はマンガ本編が連載中に制作され、原作者荒川弘監修のもと、ほとんどのストーリ、世界観、登場人物設定等がアニメ独自の完全オリジナルとなっています。アニメもマンガも作者は同じとはいえ、まったく違う作品として楽しめるのが魅力です。しかもアニメのほうがさらに評判がよかったようです。ぜひとも、マンガと同じくハガレンアニメ版も楽しんでみることをおススメします。