「ニーチェ先生」コンビニの大型新人はさとり世代

ニーチェ先生

神は死んだ、、、、さとり世代の大型新人がコンビニバイトに現れた!抱腹絶倒のギャグ漫画「ニーチェ先生」

「ニーチェ先生」は原作:松駒さん・作画:ハシモトさんのコメディ漫画で月刊コミックジーン2013年9月号より連載中で、2017年8月現在KADOKAWAから7巻既刊されています。もともとは原作者の松駒さんが自身のTwitter アカウントからの投稿をTwitterのツイートを集めて公開できるウェブサービスTogetterにまとめて投稿したところ、大反響を呼び、月刊コミックジーンに漫画が連載されるようになりました。原作というより、松駒さんの日常を描いた私漫画のようです。
さて、ここで出てくる「さとり世代」とはどういう世代なのでしょうか。

さとり世代とは

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さとり世代とは一般的に「欲がない」「無理しない」「恋愛に興味がない」「旅行にいかない」世代を指すそうです。生まれ年としては1990年代生まれあたりになります。この年代生まれは生まれたときはすでに世間は不況不景気、無駄な努力はさけ、大きな夢や高望みはしないという、いわばとても合理的で現実的な世代といわれています。また消費に執着しない、ボランティアへの意識が高い等の特徴もあるそうです。デジタルネイティブなのもこの世代の特徴の一つです。そのためインターネットからの知識は豊富です。

ネタが多めの「ニーチェ先生」

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ニーチェ先生は1エピソードは1ページで完結しています。そのためネタは多いです。物語はコンビニエンスストア・スリーセブン寺院通り店が舞台です。主人公は松駒、就職浪人中でスリーセブン寺院通り店でアルバイト中。絶望的に運(就職運)がなく、さらにバイト先では唯一の常識人のため苦労が絶えない。仁井智慧(ニーチェ先生)は、松駒がバイトしているコンビニの新人アルバイト。「お客様は神様だろうが!」と因縁をつける客に向かって「神は死んだ」とのたまう超さとり世代。渡利久慈は松駒のバイトの先輩。貧しい家庭で育ち、今も貧乏なので金にがめつい。宝くじを買い続けていて、松駒からは宝くじ先輩と呼ばれている。このコンビニのオーナーは(名前がオーナーとしかでてこない)小太りの中年男性で童顔、ときおり全く売れそうにないものを大量注文するため、家族や従業員から恨みの混じった憎悪の目を向けられることもあるが、基本いい人。
このメインキャラを基本に、新しい従業員が増えたり減ったりしている模様です。

ニーチェ先生 名言集

ほとんどが1ページのエピソードで進むので、名言集には事欠きませんが、いくつかピックアップしてみました。

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「お客様は神様だろぅ!?」とお怒りになったお客さんに対して、淡々と「神は死んだ」と返した期待の大型新人。ゆとり世代ならぬさとり世代である「ニーチェ先生」降臨です。

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仕事で分からないことがあったら遠慮なく聞いてねって聞いただけだったのに、逆にこれで返されてしまいました。

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「2億部も売れてるのに『ONE PIECE』読んだことないんですか?」と言われたニーチェ先生(大型新人)。
負けず嫌い?それとも大人気ない?

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休憩室で好きな曲について盛り上がったので、ニーチェ先生の好みを聞いたらこれだった。ほんとに違う周波数で聞けたりして。宇宙人?

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哲学者の名言で困ったお客様を撃退したニーチェ先生の愛読書は『純粋理性批判』や『幸福論』か、と思いきや、これでした。意外とかわいい?それとも松駒が嫌い?

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職場の懇親会に誘われたニーチェ先生(大型新人)が「所用の腹痛がありまして」と断り、なんだか周りも納得。そういえばさとり世代の特徴に「周りと極力ぶつからないように気をつかう」というのもありました。ニーチェ先生も気を使ってる?!

感想

クールで理性的かつ破壊的なニーチェ先生の言動に毎回しびれます。あまりにもコンビニ事情に詳しいので、もしかしたら今もネタあつめのためにコンビニで働いているのかもしれません(そうじゃないにしても長い間働いていたでしょう)。コンビニのブラック環境がひどすぎて笑えないところもありますが、コンビニ店員さんたちには「コンビニあるある」で盛り上がっていることでしょう。ニーチェ先生のこれ以外のキャラクターも、かなり癖のある、パンチの聞いた人物像が多く、スパイスたっぷりな漫画です。どこからでも、さっと読め、溜飲が下がることも多いので、疲れたときの清涼剤となります、とくにサービス業の方にお勧め。